マンション管理士
マンション管理組合の運営や建物の維持管理について、専門的知識をもって助言・指導を行うコンサルタント資格。区分所有法・マンション管理適正化法など幅広い法律知識が求められる。
おすすめポイント
- 学習時間500〜700時間。計画的に学習すれば十分合格を目指せる
- 合格率は11.0%台で安定推移。対策しやすい試験
この資格の特徴
マンション管理士は、マンション管理組合の運営や建物の維持管理について専門的知識をもってコンサルティングを行う国家資格です。区分所有法、マンション管理適正化法、建築基準法、民法など幅広い法律知識に加え、建物の構造・設備や会計・税務に関する知識も求められます。マンション管理の適正化を推進するための専門家として、管理組合へのアドバイスや長期修繕計画の策定支援、管理規約の見直し、大規模修繕工事の計画立案支援などを行います。合格率は8〜11%程度と難易度が高く、不動産系資格の中でも上位に位置します。高齢化や大規模修繕問題を抱えるマンションが増える中、マンション管理士の需要は年々高まっています。特に築40年以上の高経年マンションが急増しており、専門家による適切な管理支援の重要性が増しています。管理業務主任者とのダブルライセンスを目指す方も多く、試験範囲の約7割が重複するため効率的に同時学習・同年受験が可能です。
- 合格率8〜11%の難関国家資格
- マンション管理組合へのコンサルティングが主な業務
- 高経年マンション増加に伴い需要が拡大中
- 管理業務主任者とのダブルライセンスが効率的
- 定年後の独立・セカンドキャリアとしても人気
こんな人におすすめ
おすすめの人
- マンション管理会社で働いている方
- マンション管理組合の理事・役員を務めている方
- 不動産業界でキャリアアップを目指す方
- 定年後のセカンドキャリアを考えている方
- 管理業務主任者合格後にステップアップしたい方
活用シーン
- マンション管理組合へのコンサルティング業務
- 長期修繕計画の策定支援・管理規約の見直し
- マンション管理会社での昇進・専門職として活躍
- 管理業務主任者とのダブルライセンスで市場価値向上
- マンション管理に関するセミナー講師・執筆活動
11.00%
前年比 -1.70pt
10,984人
前年比 +29人
500〜700時間
難易度: ★★★☆☆
独学: ¥20,000
スクール: ¥80,000
年1回
毎年11月最終日曜日
申込期間: 9月上旬〜9月末
試験の詳細
出題形式
四肢択一のマークシート方式
問題数
50問
試験時間
120分
合格基準
概ね36〜38点(年度により変動)
受験料
9,400円(税込)
受験方法
全国8か所の試験会場
出題分野
管理業務主任者試験合格者は5問免除
合格率・受験者数の推移
直近11年間のデータ
| 年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 13,098 | 10,984 | 1,210 | 11.00% |
| 2024年度 | 13,124 | 10,955 | 1,389 | 12.70% |
| 2023年度 | 13,169 | 11,158 | 1,125 | 10.10% |
| 2022年度 | 14,342 | 12,209 | 1,402 | 11.50% |
| 2021年度 | 14,562 | 12,520 | 1,238 | 9.90% |
| 2020年度 | 14,486 | 12,198 | 1,045 | 8.60% |
| 2019年度 | 14,562 | 12,021 | 991 | 8.20% |
| 2018年度 | — | 12,389 | 975 | 7.90% |
| 2017年度 | — | 13,037 | 1,168 | 9.00% |
| 2016年度 | — | 13,737 | 1,101 | 8.00% |
| 2015年度 | — | 14,092 | 1,158 | 8.20% |
合格率は過去5年間で11.0%前後で安定推移。受験者数は10,984人とやや減少傾向です。
難易度分析
「不動産」カテゴリ内5資格での比較
マン管は「不動産」カテゴリ内では標準的な難易度です。
学習ガイド
スクール活用がおすすめ
合格率8〜11%の難関試験であり、出題範囲も広いため、スクールの体系的なカリキュラムと出題予想を活用した方が効率的です。
独学の場合
テキストで基礎知識を固めた後、過去問を徹底的に繰り返すのが王道です。区分所有法と標準管理規約は最頻出分野なので重点的に学習しましょう。独学の場合、6ヶ月〜1年程度の学習期間が目安です。
スクール活用の場合
難易度が高いため、通信講座やオンラインスクールの利用がおすすめです。特に建築・設備分野は独学では理解しにくい部分も多く、講義で体系的に学ぶことで効率が上がります。
学習のコツ
- 区分所有法と標準管理規約は最重要分野として徹底的に学習する
- 管理業務主任者との同時受験で効率的にダブルライセンスを目指す
- 建築・設備分野は苦手な方が多いが配点も高いので捨てないこと
- 過去問は最低5年分を3回以上繰り返す
- 判例問題が増加傾向にあるため、重要判例もチェックする
よくある質問
Q.マンション管理士と管理業務主任者の違いは何ですか?▼
A.マンション管理士は管理組合側のコンサルタント、管理業務主任者は管理会社側の実務資格です。試験範囲は約7割が重複しているため、ダブル受験する方が多いです。
Q.マンション管理士だけで独立開業できますか?▼
A.マンション管理士は名称独占資格のため、資格単体での独占業務はありません。ただし、管理組合向けコンサルティングや顧問契約で独立している方もいます。他の資格との組み合わせが効果的です。
Q.管理業務主任者に合格していると有利ですか?▼
A.はい、管理業務主任者試験の合格者はマンション管理士試験で5問免除を受けられます。また、学習内容が重複するため、知識面でも大きなアドバンテージがあります。
データ出典
- 公益財団法人マンション管理センター — マンション管理士試験の実施結果(受験者数・合格者数・合格率)
- STUDYing — マンション管理士試験の受験者データ・合格率推移
- アガルートアカデミー — マンション管理士の合格点・合格率推移
最終更新: 2026-02-24
不動産の他の資格
管理業務主任者
マンション管理業者が管理組合に対して管理委託契約の重要事項説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格。マンション管理の実務に直結し、管理会社への就職・転職で有利。
宅地建物取引士
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土地家屋調査士
不動産の表示に関する登記の専門家。土地や建物の調査・測量を行い、登記申請手続きを代理する国家資格。独立開業型の資格で、測量技術と法律知識の両方が求められる難関試験。