中小企業診断士
中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家の国家資格。経営戦略、財務・会計、マーケティング、IT、法務など幅広い知識が求められ、唯一の経営コンサルタント系国家資格として人気が高い。1次試験(マークシート)と2次試験(筆記+口述)の二段階選抜。
主管: 一般社団法人 中小企業診断協会
おすすめポイント
- 学習時間800〜1200時間。しっかりとした学習計画が必要な本格資格
- 合格率は17.6%台で安定推移。対策しやすい試験
- 全産業平均より年収+320万円の推定。投資対効果の高い資格
この資格の特徴
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家の国家資格です。日本で唯一の経営コンサルタント系国家資格として高い人気を誇り、経営戦略・財務会計・マーケティング・人事組織・IT・法務など、ビジネスに必要な幅広い知識を体系的に習得できます。1次試験(マークシート7科目)と2次試験(筆記4事例+口述)の二段階選抜で、最終合格率は約4〜5%ですが、1次試験は科目合格制があり計画的な学習が可能です。独占業務はありませんが、経営コンサルティング・補助金申請支援・事業計画策定など幅広い場面で活躍でき、副業やダブルライセンスとの相性も良い資格です。企業内診断士として社内で活躍する人も多く、MBA的な知識が身につくため自己啓発としての価値も高い資格です。近年は受験者数が増加傾向にあり、ビジネスパーソンに最も人気のある国家資格の一つとなっています。2次試験の代替として養成課程(中小企業大学校等)を修了するルートもあり、実務に近い形で学べる点が特徴です。
- 日本で唯一の経営コンサルタント系国家資格
- 経営全般(戦略・財務・マーケティング・IT・法務)を体系的に学べる
- 1次試験は科目合格制があり、計画的な学習が可能
- 企業内診断士・副業コンサル・独立コンサルなど多様な活かし方
- MBA的な知識が身につき、ビジネスパーソンとしての市場価値が向上
こんな人におすすめ
おすすめの人
- 経営コンサルタントとして独立を視野に入れている社会人
- 会社で経営企画・新規事業に携わっている人
- MBA取得の代わりに体系的な経営知識を身につけたい人
- 中小企業支援や補助金申請のコンサルを副業で始めたい人
- 他の士業(税理士・社労士等)とのダブルライセンスを目指す人
活用シーン
- 中小企業の経営課題分析と改善提案
- 事業計画・経営改善計画の策定支援
- 補助金・助成金の申請支援コンサルティング
- 企業内での新規事業立案・経営企画業務
- 金融機関での融資審査・取引先支援
17.60%
前年比 -1.80pt
20,857人
前年比 +2,424人
800〜1,200時間
難易度: ★★★★☆
独学: ¥30,000
スクール: ¥250,000
年1回
1次試験8月上旬(2日間)、2次筆記試験10月下旬、2次口述試験12月中旬
申込期間: 4月〜5月
試験の詳細
出題形式
1次試験(マークシート)→2次筆記試験(記述式)→2次口述試験(面接)
問題数
1次:7科目各25問前後、2次筆記:4事例各4〜5問
試験時間
1次:各科目60〜90分(2日間)、2次筆記:各事例80分(1日)
合格基準
1次:総点数60%以上かつ各科目40%以上、2次筆記:上位約18%の相対評価
受験料
1次14,500円、2次17,800円
受験方法
会場のみ(全国主要都市)
出題分野
1次試験は科目合格制(3年間有効)。2次試験の代わりに養成課程(約半年〜1年、費用150〜300万円)でも資格取得可能。
合格率・受験者数の推移
直近11年間のデータ
| 年度 | 申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 26,211 | 20,857 | 1,240 | 17.60% |
| 2024年度 | 23,683 | 18,433 | 1,555 | 19.40% |
| 2023年度 | 22,552 | 17,345 | 1,555 | 18.90% |
| 2022年度 | 20,212 | 15,987 | 1,625 | 18.70% |
| 2021年度 | 20,860 | 16,057 | 1,600 | 18.30% |
| 2020年度 | 16,608 | 13,622 | 1,174 | 18.40% |
| 2019年度 | 21,163 | 14,691 | 1,088 | 18.30% |
| 2018年度 | 18,774 | 13,773 | 906 | 18.80% |
| 2017年度 | 19,444 | 14,343 | 828 | 19.40% |
| 2016年度 | 18,157 | 13,605 | 842 | 19.20% |
| 2015年度 | 18,361 | 13,186 | 944 | 19.10% |
合格率は過去5年間で17.6%前後で安定推移。受験者数は20,857人と増加傾向にあり、注目度が高まっています。
学習ガイド
どちらでもOK
1次試験は独学でも十分合格可能だが、2次試験の記述対策は添削指導があると効率的。費用を抑えたい場合はオンライン講座と独学の組み合わせが最もコスパが良い。
独学の場合
1次試験は市販テキストと過去問で十分対策可能。スタディングやTBCなどのオンライン講座(5〜10万円)がコスパ良好。2次試験は独学だと採点基準が不明瞭なため、ふぞろいな合格答案シリーズなどの再現答案集を活用し、合格答案のイメージを掴む。
スクール活用の場合
TAC・LEC・アガルートなどの予備校で20〜30万円程度。2次試験対策の添削指導が予備校の最大のメリット。通学・通信の選択肢があり、仕事との両立がしやすい。
学習のコツ
- 1次試験は「財務・会計」と「経済学」を早期に固める(苦手科目になりやすい)
- 1次の科目合格制を活用し、1年目4科目・2年目3科目など分散受験も有効
- 2次試験は「ふぞろい」シリーズで合格答案のパターンを把握する
- 2次試験は80分で読解→分析→記述する時間管理力が鍵
- 企業経営理論は1次・2次ともに重要なので、深い理解を目指す
おすすめ教材
スピードテキスト 中小企業診断士(全7巻)
TAC出版
1次試験7科目を科目別にまとめたテキストシリーズ。要点を絞った構成で効率的な学習が可能。
ふぞろいな合格答案 中小企業診断士2次試験
同友館
2次試験の実際の合格答案を多数収録・分析。独学で2次対策をする受験生の必携書。
対応スクール比較
診断士に対応するスクールを価格順に比較
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| コース名 | 合格実績 | 特徴 | リンク | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| オンスク.JP | 中小企業診断士 講座 | ¥1,628 | 月額制 | — | 月額制他資格も受講可 | 公式サイト |
※ 価格は税込・時期により変動あり。各スクール公式サイトで最新情報をご確認ください。
スクール詳細
オンスク.JP
中小企業診断士 講座
¥1,628
Good
- + 月額1,628円で60講座以上が受け放題
- + 複数資格を同時に学べる
注意点
- - 単体では合格に不十分な場合も(補助教材として活用推奨)
まずは低コストで資格学習を始めたい人
月額1,628円で多数の資格講座が受け放題。入門学習や他教材の補助として非常にコスパが高いサービスです。
オンスク.JP|月額1,628円で60講座以上が受け放題
資格の学校TACグループが運営。60以上の資格講座をサブスクで受け放題。スマホで隙間時間に学習できる。
よくある質問
Q.中小企業診断士に独占業務はありますか?▼
A.法律上の独占業務はありません。しかし、中小企業支援法に基づく公的な経営診断業務や、各種補助金申請の支援業務は実質的に診断士が中心に担っています。独占業務がない分、幅広い分野で柔軟に活躍できるのが特徴です。
Q.中小企業診断士は副業に向いていますか?▼
A.非常に向いています。独占業務がないため開業届不要で始めやすく、補助金申請支援・経営相談・セミナー講師など副業で取り組みやすい業務が多いです。企業内診断士として本業を続けながら週末にコンサル活動する人も多くいます。
Q.養成課程とは何ですか?▼
A.1次試験合格後に、2次試験を受ける代わりに登録養成機関の課程(約半年〜1年間)を修了することでも資格取得が可能です。費用は150〜300万円と高額ですが、実務に近い形で学べ、合格率もほぼ100%のため確実に資格を取りたい人に人気です。
Q.合格後の登録維持に何が必要ですか?▼
A.5年ごとに更新登録が必要です。更新には①知識の補充(理論政策更新研修を5回受講)と②実務の従事(実務従事ポイント30点以上)の2つの要件を満たす必要があります。研修や実務従事の機会は各地の診断士協会が提供しています。